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1週間がかりで 多様なウィッグの手直し法を習得

青木 三恵子

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気軽に装えるアクセサリーのような存在だけに種類も多く、取扱いにも特別な地ノウハウが存在する「ウィッグ」。
メーカーとしては、「取扱いに専門的な知識が必要なので、アウトソーシングしたくても頼めない」という悩みがあった。
そこで中央株式会社は、2名のパートタイマーをメーカーへ派遣。
1週間の研修を経た2人は、ウィッグのお手入れのエキスパートとしてノウハウを社内に伝授。
現場になくてはならない戦力として、イキイキと活躍している。
ウィッグ手直し
「初めてウィッグの箱を開けたときは、髪の毛だらけでびっくりしました。ダメにしてしまいそうで、触るのも恐々でした。今はだいぶ慣れました」

と振り返るのは、川口営業所でウィッグとアクセサリーを担当する青木 三恵子さんだ。
2年前、同社が初めてウィッグのアウトソーシングを引き受けるのにともない、メーカーの取り扱い仕様を学ぶために1週間の研修を経験した。

「出荷されてくるウィッグは、つぶれたり、絡まったりしており、そのままでは店頭に出せません。それを櫛で解かして、ふんわりツヤツヤな状態に手直しして出荷するのが私の仕事です。一口にウィッグといっても、長さやヘアスタイル等々たくさんの種類がありますし、それぞれの手直し法も異なります。間違ったやり方をすれば、余計に絡みがひどくなったり、切れ毛、抜け毛を引き起こしてしまうので、細心の注意とノウハウが必要なんです」
そこで彼女は、もう一人の同僚と二人、取引先の事務所へ通い、
先方の社員と共に作業しながら手直し法を教わった。
必要に応じて専門知識を導入する
「どこを持ったらいいかも、種類によって異なるんです」 と説明しながら、慣れた手つきでウィッグを持ち、手首を使って数回振ると、それだけでも空気が入ってふんわりと膨らみ、絡んだ毛が解けて形がだいぶ整う。

 「出荷するウィッグの種類は、流行によっても変わりますし、季節によっても人気のある色味とかが変化します。ちょっと気温が高くなってくると明るい色がよく出ますし、秋口は赤系の色が出ます。ウィッグと言うと洋風なイメージですが、着物に似合う物もあるんですよ。…専門知識を身に着けられるのは楽しいです」

中央株式会社が扱う商品の種類は膨大。
営業所内の保管スペースには小さな引き出し式の保管棚がぎっしりと並び、それぞれにアクセサリー等の商品がすっきりと整理され、出荷されるのを待っている。
ウィッグに限らず、「専門的な取扱い知識」を要する商品は多々あり、同社では必要に応じて、プロフェッショナルなパートタイマーを要請する。

これもセミオーダー物流ならではの、十社十色の対応だ。
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