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【ミニコラム】現在の日本のアパレル動向を探ろう ~2023年4月~

現在の日本のアパレル動向を探ろう ~2023年4月~


こんにちは。
中央株式会社の魅力をお伝えする、ライターの山崎です。

世界では、新型コロナウイルスによる混乱は落ち着いてきました。
しかし、ウクライナ危機の見通しがたたないことに加え、新たにスーダンで内線が勃発。
決して安定した状態とはいえません。

また世界の景気も、スイスやアメリカで金融機関が破綻するなどして、不透明感がぬぐえないでいます。

日本では、一時期ほどではありませんが円安が続いています。
加えて物価の上昇も継続中。
賃金も上昇はしていますが、物価の高騰に追い付いていないのが現状です。

そんな中、日本のアパレル業界は苦戦を強いられています。
2023年3月、イトーヨーカドーが自主アパレルの撤退を決めたニュースが話題になりました。
その他百貨店でも、アパレル部門は苦戦を強いられています。

一方で、ファストファッションは順調な売り上げを見せています。
現在、中国発の「SHEIN(シーイン)」が若者を中心に大人気。
また、日本の「GU(ジーユー)」も売り上げは好調です。

さらに、「Forever21(フォーエバー21)」が約3年ぶりに再上陸しました。
日本人にあった商品を提供する方針です。

このように、今後もしばらく低価格志向が続く上に、コストパフォーマンスも重視されるでしょう。

中央株式会社では、アパレル商品の物流アウトソーシングを手掛けています。
検品、検針、プレス加工などの流通加工も効率的かつ美しい仕上がりでおすすめです!
ぜひ問い合わせてみてくださいね。


中央株式会社については
https://www.chuoh-logistics.com/ 

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アパレルでも大活躍!「オンライン接客」とは?

アパレルのオンライン接客

こんにちは。
中央株式会社の魅力をお伝えする、ライターの山崎です。

今回のテーマは「オンライン接客」です。

新型コロナウイルスの感染が拡大していた2021年以降、非接触の接客サービスとしてオンライン接客の活用が広がりました。

特にアパレル業界は、オンライン接客との相性が抜群!

そこで、アパレル業界におけるオンライン接客の特徴やメリットなどを分かりやすくご紹介します。



オンライン接客とは?


オンライン接客とは、インターネットを経由した接客全般のことです。
Webサイト上に出るポップアップやチャットボットなどもその一部に含まれますが、ビデオ通話や有人チャットを通じた接客のことを主に指します。

特に、ビデオ通話を利用したオンライン接客は、多くのアパレル企業が採用し、上手に活用されています。



オンライン接客が注目されるワケ


経済産業省発表の「電子商取引に関する市場調査」によると、2021年のアパレル商品のBtoC-ECの市場規模は2兆4,279億円でした。
新型コロナウイルス感染拡大や物価高の影響などから、1世帯あたりのアパレル商品の平均支出は減少傾向。
そんな中でも、BtoC-EC市場規模は前年比9.35%増と、拡大を続けています。
つまり、販売の中心がECに移り、それがさらに強化されてるといえます。

店舗を中心に販売している企業にとってはEC店舗との競争力強化のために、EC店舗にとっても競合他社がひしめく中から選ばれるために、対策が急務。
その1つとして「オンライン接客」が注目されているのです。




オンライン接客の特徴


アパレル業界でのオンライン接客では、このようなことができるようになります。

①実店舗の有無を問わずに展開できる


実店舗があるショップはもちろん、ECサイト上の店舗やショールーミング店舗しかもっていないショップでも、オンライン接客は導入OK。
新たな顧客獲得も期待できます。

②顧客のニーズにあった商品を紹介できる


ライブ配信や動画で商品を紹介する方法は、ショップ側が売りたい商品を紹介するにとどまります。
オンライン接客であれば、目の前のお客様が今欲しい商品を中心に対話でき、柔軟な対応が可能となります。



オンライン接客活用で生まれるメリット


オンライン接客を上手に活用すると、次のようなことが期待できます。

①集客率アップ


家の近くに店舗がなくても、オンライン接客であればいつでもどこでも相談可能。
また、店舗で声をかけられるのは苦手な人でも、オンライン上なら気兼ねなく相談できるという人もいます。
そのような人を顧客として取り込めるので、集客率がアップしていきます。

②顧客満足度アップ


ECサイトで服を買おうとしたとき、サイト上の商品説明だけでは判断できなかった、という経験はありませんか?
ビデオ通話であれば、その場で商品の質問できる上に、商品に合うコーディネートの相談も可能です。
実際にその映像も見られるので、自然と顧客満足度も上がります。

③売り上げアップ


ECサイトでは、閲覧はしたものの購入に至らないケースが多くあります。
オンライン接客を活用してニーズにあった接客ができれば、実際に購入に至るケースも増え、売り上げアップが見込めます。
また、オンライン接客でコーディネートを紹介すると、そのコーディネートをまとめて購入してくれる場合も。
その結果として客単価やリピート率もアップすることが期待できます。




オンライン接客のデメリット


オンライン接客には多くのメリットがある一方で、やはりデメリットも存在します。
導入して後悔しないよう、押さえておきましょう。

①商品を実際に手にとれない


オンライン接客はリアルではないため、商品を実際に手にとって触れません。
細かなサイズ感や質感を実感できないのは、服を買う上ではどうしてもデメリットになってしまいます。
そこをカバーするのが、接客を担当するスタッフの腕の見せ所。
少しでも分かりやすく説明する力が必要です。

②スタッフ配置に工夫が必要


オンライン接客中は、スタッフはビデオの前にいなければならないので、ほかの業務ができなくなります。
実店舗がある場合はスタッフの配置に工夫しましょう。
また、実店舗がない場合でも、ほかの業務に支障がでないよう調整が必要です。

③導入コストが必要


オンライン接客をするためには、そのためのツールを新たに用意する必要があります。
また、ビデオ通話が途切れないような通信環境も整えなければなりません。
それらの初期費用と運用するための費用をしっかり見積もりましょう。

④負担感なく利用してもらう難しさ


利用する接客ツールによっては、利用前にお客様にアプリをダウンロードしてもらう必要があります。
また、そのアプリの使い方も確認してもらわなければなりません。
Web会議やビデオ通話に慣れていない人にとってはかなり高いハードルになり、かえって敬遠されてしまうこともあるでしょう。
オンライン接客を面倒くさいと思わせない、操作性のよいサービスを活用するなどの工夫をしましょう。



オンライン接客の導入方法


自社でシステムを構築するのももちろん良いですが、手軽にはじめるには接客ツールを活用するのがオススメです。
「LiveCall」や「STORES予約」、「2ndDoor」など、多くのツールがリリースされています。

その際に大切になるのが、オンライン接客での目的をはっきりさせること。
オンライン接客でできることは、売上アップや新規顧客獲得、アフターサポートの充実、ニーズの収集など、さまざまです。
その目的によって、接客のアプローチも変わります。
コストだけでなく、やりたいことが実現できるツールなのか見極めて選択しましょう。



まとめ


オンライン接客は、アパレル業界との相性が抜群。
実店舗の有無にかかわらず導入できて、売り上げや顧客満足度のアップが期待できます。
コスト面やスタッフ配置など、乗り越える課題はあるものの、魅力的なツールであることは間違いありません。

新型コロナウイルス感染拡大もひとまず落ち着いてリアルな接客も可能となり、店舗運営も接客方針も選択肢が増えました。
リアルとオンライン、企業の戦略にあった接客方法を選びましょう。

中央株式会社は、アパレル商品の物流アウトソーシングを得意としています。
BtoB、BtoCのどちらにも対応可能!
ぜひご相談ください。
  

中央株式会社については
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【ミニコラム】越境ECで世界中に商品を販売しよう!

【ミニコラム】越境ECで世界中に商品を販売しよう!


こんにちは。
中央株式会社の魅力をお伝えする、ライターの山崎です。

インターネットを利用した買い物は、日常ではもはや当たり前のものとなりました。
海外間の商品の売買も、インターネットを通じて行うことで、以前に比べて手が届くものになりました。
そこで今回は、国境を越えたEC通販「越境EC」をテーマに取り上げます。

海外のEC市場は、新型コロナウイルス感染拡大もあり、成長し続けています。
経済産業省の調査では、世界の BtoC-EC 市場は、2025 年には 7.39 兆 US ドルまで上昇すると見込まれています。

日本の商品を海外で販売するには、国や地域によって異なる規制をクリアするほかに、高くなりがちな送料や為替相場への対応など、乗り越えなければならないことは多くあります。

しかし、物価上昇で多くの人の財布の紐がきつくなる今、国内販売で苦戦を強いられている業界が増えていることも確か。
そんな課題を抱える企業にとって、海外に進出するメリットは多いのではないでしょうか。

海外へ向けてのEC通販は、自社サイトの多言語対応だけでなく、中国の天猫 (Tmall)のような海外のECモールへの出店や、国内の越境EC対応モールでの販売など、さまざまな方法があります。
どの方法でも、近年では代行会社や支援ツールのによるサービスが充実してきています。

また、国では海外向けの日本製商品を開発、販売するための支援する「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」制度を行っています。

このような制度を活用して、積極的に海外展開して売上アップをはかるのはいかがでしょうか。

中央株式会社では、海外販売に向けた商品の保管、発送も行っています。
お気軽にお問合せください。
  

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物流業界でもAIを活用! その活用例とは?

AIと物流

こんにちは。
中央株式会社の魅力をお伝えする、ライターの山崎です。
今月からこのコラムがスタイル新たに生まれ変わります!
中央株式会社や物流のあれこれをご紹介できたらと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、今回のテーマは「物流とAI」。
AI(人工知能)といえば、ユーザーが入力した質問に対してAIが自然な対話形式で答えるチャットボット「ChatGPT」が、現在大変な話題になっていますね。
AIの進化には目を見張るものがあります。

実は、AIは物流の分野にも活用されはじめていて、展示会においてもAIを活用したシステムが注目を集めています。

そこで、今回は物流業界の課題とそれを解決するためのAI活用例をみていきましょう。



物流業界が抱える課題と背景


新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、インターネットを利用した買い物が日常に溶け込みました。
ここ数年でEC市場は拡大の一途をたどっています。

それにともない荷物の小口化が進み物流量も増加していますが、物流の担い手は不足する一方。
もともと担い手の人手不足や高齢化などの課題があった上に、トラックドライバーに時間外労働の上限規制が適用される、いわゆる「2024年問題」も重なり、担い手の確保がより難しいものになっています。

この難題解決のために、国をあげて物流DXを推進しています。
AIの活用も、物流DX推進の流れにのるものです。



物流✕AI活用例


それでは、物流業界の中で、実際にAIはどのように活用されているのでしょうか。
実は、AIは配送をはじめ、庫内業務や需要予測など、さまざまな場所に活用されているんです!

①配送ルート最適化

AIに配送実績などを学習させ、そのときに配送に必要な車両台数、配送順、予定の到着時刻などを自動計算するシステムがすでに活用されています。
ドライバーは計算されたルートをたどれば、経験や勘に頼らなくても、短時間で効率的な配送を実現することができます。

②ドライバーの居眠り運転防止

AIを搭載した車内カメラで運転中のドライバーの状況を分析し、ドライバーの居眠りを判別した際にアラートなどで呼びかけを行うシステムが活用されています。
長距離を運転するトラックドライバーの過重労働防止と安全の確保に、この技術が役立っています。

③在庫の最適化

AIで商品の需要を予測して、在庫を適切にコントロールする企業があります。
過去の実績やニーズ、気象情報などの膨大なデータをAIに学習させることで予測が可能に。
このシステムを活用すれば、過剰な在庫を抱えることが減り、管理する人員やスペースを削減することができるようになります。

④検品の自動化

今まで商品の検品作業は目視が一般的。
しかし、画像認識AI技術を活用することで自動化され、その負担を軽減することができるようになりました。
さらに、商品名やコードを同時に取り込んで、ピッキングの確認作業と検品を一度に行えるものも登場しています。

⑤倉庫内作業の事故防止

倉庫内で大活躍するフォークリフト。
AIカメラを搭載し人の接近を検知して知らせる機能のついたフォークリフトが開発されています。
安全な現場環境を支えるものとして注目されています。



物流✕AIがもたらしてくれること


既存のシステムとAI技術が組み合わせることで、より安全に、効率的な物流を実現できるようになります。
技術が進めば、物流の自動化もますます進むでしょう。

また、スタッフ数も最適になるだけでなく、AIのサポートによって、経験が浅い若手スタッフや女性スタッフもベテランに近い働きができるようになります。

これらの積み重ねで現在の物流業界の人手不足問題に一石を投じてくれそうです。
無駄を省いた効率的な物流で利益向上も期待できそうですね。



AI導入で注意が必要なこと


物流にAIを導入することは、やはりいいことばかりではありません。
注意しておかないことを2点にまとめてみました。

①導入コスト

業務効率化や生産性向上を実現する高精度なAIを導入には、開発の時間とコストが必要です。
特に自社でシステムを作る場合は、必要な情報の収集や設計を一から行うため、コストも膨大になりがち。
今ではシステムによってはパッケージとして販売されているものもあります。
会社にとって最も利益になるAIは何か見極めることが大切です。

②AIも100%ではない

ChatGPTでも事実でない回答が返ってくることがあるように、AIのはじきだしたものが必ずしも100%正しいものとは限りません。
AIが学習を重ねることで誤差はかなり少なくなりますが、それでもなくなることはないでしょう。
AIとの付き合い方を活用する人がしっかり学び、共有しておく必要があります。



まとめ


物流にAIが導入は、物流業務が効率化や業界の人手不足解消の一助になるなど、今後の物流業界になくてはならないものになるでしょう。
AIを活用するのは、あくまでも人間。
過信することなく上手に活用することで、安全かつ便利な物流が生まれるのではないでしょうか。
  
中央株式会社は、アパレル商品のタグ付けやプレス加工、ラッピングなどの流通加工も行うセミオーダー物流が得意!
業務効率化をはかりつつ、人の手による丁寧な作業も大切にする会社です。
物流のお悩みのある方はぜひお問い合わせください!
  

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市場調査にみるEC③ アパレル業界もBtoB-ECは要チェック!

市場調査にみるEC③ アパレル業界もBtoB-ECは要チェック!


こんにちは。
中央株式会社の魅力をお伝えする、ライターの山崎です。

国内EC市場の規模や変遷、動向などを知ることができる、経済産業省発表の「電子商取引に関する市場調査」。

ECというと、真っ先に思いつくのは消費者向けのBtoC-ECだと思います。
しかし、消費者に商品が届くまでには、企業間の取引があることが多数。
そこで最終回の今回は、BtoB-ECの市場規模についてご紹介します。

2021年のBtoB-ECの市場規模は372兆7,073円でした。
前年は新型コロナウイルス感染拡大による混乱のため縮小していましたが、2021年は回復。
結果として市場規模が増加したうえ、EC化率も35.6%に増加しました。
過去5年をみても全体的には右肩上がりになっています。

アパレル単体での市場規模は出ていませんが、関係のある「卸売業」のBtoB-EC市場規模をみてみると、2021年は100兆6,059円で、前年より増加。
EC化率も32.3%と増加しています。

流通BMSに代表されるEDI(企業間で取引情報を電子的に行うこと)標準化が進められていて、それがEC化率向上の要因の一つとなっています。
さらに、インボイス制度(適格請求書等保存方式)の導入が2023年10月に予定されていて、企業におけるシステム化が急速に進んでいます。
このことも、EC化率を引き上げることになりそうです。

中央株式会社では、消費者へお届けする商品、企業間でやりとりする商品のどちらも、物流管理が可能です。
EC化への対応はもちろん、アパレル商品の小売店への卸売については、必要なタグ付けやプレス加工、袋入れなどの流通加工も行っていて、そのスキルの高さには定評があります。
倉庫内の見学も可能ですので、気になる方は問い合わせてみてはいかがでしょうか。


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◎市場調査にみるEC②はこちら

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